新宿御苑に足をのばして

ちょっとお散歩、気持のいい新宿御苑にいってきた

お友達の中には常にアクティブで色々なところにどんどん出かけていくという活動的な子がいますが、私はごくごく普通のOLで、面倒くさがりな面もあるし、東京で生活していくためにお金がかかる!ということも、OL歴の中でよーく心得ているので、なるべく費用がかからないように・・・と考えているところがあります。

そんな私でもよくいく場所があります。
それが新宿御苑です。
新宿と渋谷にまたがる位置にある大きな庭園、大きな公園、それが新宿御苑です。
園内には日本庭園とかイギリス風の庭園などがあって、区画ごとに雰囲気が大きく変わります。

地方からでてきて最初こそ、東京のすごさ、都会っぷりに舞い上がっていた私ですが、福岡でも実家はそれほど都市部という所ではないので、都会の中にどっぷりつかっていると精神的に無理しているせいか?疲れてしまう事もあります。
そんな時に心のゆとりをくれるのが、新宿御苑なんです。

ゆっくり時間を過ごしたいから

園内がものすごく広いという事もありますが、新宿御苑に来るときには心からリラックスしたいという気持ちでいくので、時間に余裕をもっていきます。
時には彼と一緒にお弁当をもって出かけることもあります。

四季を通じて美しい景色を堪能できる場所なので、2時間くらいはゆったりのんびりしたいと思い、一人で行くときにもコーヒーとちょっとした軽食をもって出かけることが多いです。
日本庭園を眺めながらゆったり時間を過ごしていると、ギスギスしていた気持ちが和らいでいくのがわかります。
大人でも200円で入れますし、たまに無料開放する日などもあるので、スケジュールをホームページでチェックしていくといいです。

物語の舞台になった場所をめぐる

新海誠さんの作品、「言の葉の庭」の舞台になっている新宿御苑、この物語が好きでこの場所にやってくるという人も多いと思うのですが、実は私もその一人です。
最初は福岡から出てきて、職場の友人にいい場所だよって聞いて訪れたのですが、その後、この作品を知り、すごく美しい作品だったので、舞台となった場所を巡ってみたいという気持ちになりました。
東京に暮らす男子高校生のタカオとユキノ、この二人が愛にたどり着く以前の孤独、その世界をつづる主軸となっているのが新宿御苑、特に日本庭園です。

物語の中に出てくる描写が素晴らしいので、あの場面のあの場所がここ!とすぐにわかります。
寂しさの中から二人が偶然出会う日本庭園、あずまやから見た景色は物語の中に入っていくような感覚さえ覚える位で、なんだか少し感動したことを覚えています。
幾度となく訪れているこの新宿御苑は、あの物語の繊細さとか二人の愛の行方などがふと思い出されて、きゅんとしてしまう事も多いのです。