
全国区ではないことが驚きの「ウエスト」
福岡県民あるあるとして、「ウエスト」がないことに驚くということがあります。
うどん専門店の「ウエスト」は、福岡県内を中心に北九州地域や筑後地区、さらに九州の県外の各地に数多く出店しており、街中を歩けば当たり前に見つけることができるチェーン店となっています。
ですが九州以外では山口県の下関に一店があるくらいで、関西には全くお店がないという不思議な出店状況だったりします。
最近はうどんブームに乗って関東地域にも進出をしてきたようですが、主に千葉県内が多く都内では町田に1店をやっと見つけることができたというくらいです。
うどんのお店というと全国的に香川県が一番の知名度ですが、実は日本で最初にうどんを食べるようになったのは福岡と言われており承天寺にはうどん発祥の地であることを示す石碑が残されているくらいです。
もっとも「ウエスト」は他のうどん専門店との競合を避けるためか最近は「生そばとうどんの店」といったふうに営業をシフトチェンジしており、メニューもうどんよりそばの方が多いというくらいになってしまいました。
福岡県民のソウルフードのごぼう天
福岡でのうどんにはひとつ大きな特徴があります。
それはトッピングとして使用される具材に「ごぼう天」という笹がきにしたごぼうを揚げた天ぷらを使うということです。
このごぼう天は特に何か大きな特徴があるというわけではなく、お店によって切り方に差があるものの基本的にごぼうをそのまま揚げただけという簡単なものです。
ですが案外と他の地域で同じような具材を用意しているところは少なく、福岡や九州地域だけのローカルフード扱いとなってしまっています。
私のような福岡を地元に持つ人間にとってはうどんにごぼ天という組み合わせはごく自然なものだったので、関東ではごぼう天そのものがほとんど見かけられないということに最初はショックを受けたりもしました。
うどん・そば以外のメニューが安い
うどんのウエストといえば、3玉までは増量無料というのが大きな特徴になっていたのですが、他のうどん店が同じようなサービスをするようになった影響か、現在ではうどんではなくそばのみがそのサービスを使えるようになっています。
ですがうどんやそばの料金そのものが非常に安いので、あまりたくさん食べられない私なんかは食べられない分ちょっとお得な気もしています。
メニューはざるそば、温そば、うどん、そばと丼のセット、うどんと丼のセットの5種類に、お酒のおつまみ用のサイドメニューとで構成されています。
福岡に来たなら一度は入ってもらいたいウエストですが、初めて行くならやっぱりうどんメニューにあるごぼう天はおさえておいてもらいたいです。