
福岡で大人気のパン屋さん
私は今もパン類が大好きで、カフェめぐりをするときにもおいしいパンのメニューがあるかどうかをかなり重視して選ぶようにしています。
どうしてこんなにパンが好きなんだろうと少し考えてみたのですが、そこで思いついたのが福岡に住んでいたときによく通っていた「パンストック」という人気のパン屋さんの影響が大きいということです。
「パンストック」は福岡市東区にあるお店で、パン好きの福岡市民なら誰でも一度は通ったことがあるだろうと言ってもいいくらいの人気があります。
パンストックの正式名称は「ブーランジュリー・パンストック」で、名前のもとになっている「ブーランジュリー」とはフランス語で言うパン屋さんのことです。
お店のコンセプトになっているのは「冷凍してもおいしいパン」とのことで、出来たてだけでなく冷めてもずっとおいしく食べることができるような工夫がされています。
パンストックがオープンしたのは2010年のことで、お店の外観からしてフランスの田舎町を思わせるようなセンスの良さを感じさせてくれています。
パンストックのパンの秘密
パンストックの「冷めても美味しいパン」の秘密となっているのは発酵方法で、通常のパン作りよりも吸水量を少なくして低温での長時間発酵をさせることでしっかりとした熟成をさせることができるんだそうです。
温かいうちに食べても独特のもっちり感があるのですが、冷めてもフワフワのコシのある味わいになっています。
パンストックで販売されているパンの種類は約60種類とのことですが、その全てにこの特殊な発酵方法が使われているといいます。
パンストックのオーナーである平山哲生さんは実際にパリでパン作りの勉強をされてきた人なんだそうで、その時にパン作りの技術だけでなくお客さんが選びやすい陳列方法やインテリアの工夫を学んだというふうに言っています。
確かにお店に一歩入るとまるで他の国に来たかのような独特の雰囲気があります。
よいパン屋ほどシンプルなパンが主力
パン好き女子の一人として言わせてもらうと、よいパン屋さんというのは大抵主力商品がシンプルなバゲットや食パンであったりします。
パンストックの主力商品もやっぱりそうした食卓に並ぶシンプルなパンで、素朴な中に深い味わいを感じることができるものになっています。
ハード系もソフト系もどれもこだわりを感じさせてくれる焼き加減と生地の柔らかさが絶妙で、一度食べると普通のパンでは物足りなく感じてしまうようになります。
個人的に大好きだったパンに「練乳あずき」があり、ハード系のバゲットに切り込みを入れてそこにあずきとバターを挟み込んだだけというおやつ感覚のパンでした。
なかなか同じようなパンが売られているお店というのは東京では見かけることがないので、地元に行く機会があると無性に買いたくなります。